ていうわけで、今日のも兼ねて、記念ss。
(あとでちゃんとしたの書きます、すみません)







「隊長、障子・・閉めたほうがいいですか?雨、降ってきたので」

ぽつりぽつりと降り出した雨は縁側に居た自分の足を濡らす。
其処まで酷くは無いけれど、閉めた方がいいのだろう。

「・・・隊長?閉めますよ?」

んー、と曖昧な返事を返すだけの隊長は、本のページをぱらりと捲った。
なんだか。
居心地が悪くて縁側から立ち上がってつらつらと移動する。

「・・・・・・面白いですか、その本」

本に向けられてるその視線が欲しくて。
僕は隊長の背中に背中をつけるようにして座り込んだ。
そのまま膝を抱えて、横に視線を向ける。

「・・ぷっ、くくくくく・・・」
「何が可笑しいんですか」
「あ・イヤ・・くく、イヅルはホンマかわええなあと」
「!!・・な、何を・・・」
「だって、構って欲しかったんやろ?」

背中を丸めて笑い出したと思ったら図星をつかれた。
ほんとにこの人はくるくると変わる。

「・・・・!」

一気に頬が赤くなっていくのがわかる。
熱をもったみたいに熱くなって、じわり、じわり、と。
くくく、とまた隊長は笑い出す。
そして向きを変えて、後ろから僕を抱きしめるような形になる。

「うっ、わあ!?」
「あ、いい反応やね」

じゃあコッチ向いてみ、と隊長が言うので隊長の方を向く。
くるりと顔だけを。

 ちゅ。

「たっ、たいちょう!?い、今とりあえず勤務中なんですけど、あのっ・・」

わたわたと慌てふためいてとりあえず隊長から離れようとする。
がしり。抱きしめられた腕の力が強くなる。
捕獲成功哀れ自分.逃走不可能.口元をいつも以上に緩める隊長の顔が見えるよ。

「・・・・・降参です」
「よし、良い子やね♪」




いつのまにか雨は止んでいて、空には薄く虹が出ていた。









2000打ありがとうございます!!
ええと知らないうちに回ってたのですが2000打ゲットしたよーなんて方が
いらっしゃったら報告ください・・!メールにて・・!
うれしいです、まるでポケモンのゲームを初めて全クリしたかのように。
ss、とかならリクやってみますので。
(イラストあげたくてもやり方がわからん・・)
今何時だよ、って感じですがこんな感じでおやすみなさい!

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

最新のコメント

この日記について

日記内を検索